気温が上昇した先週末の鳥類園、セグロアシナガバチやクマバチが活動していました。これを喜んだのがヒヨドリ。セグロアシナガバチを捕まえて食べていました。冬の間は木の実や葉っぱを食べて過ごすヒヨドリにとって、久しぶりのご馳走だったでしょう。(大原)
・カモ類①・・・2月始めには1羽もいなかったキンクロハジロが20羽→80羽→160羽と増え続け、先週末には238羽に達しました。今週末も増えるのでしょうか。
・カモ類②・・・キンクロハジロの行動に注目してもおもしろいです。ディスプレイをするためにメスのまわりにオスたちが集まり、メスが移動するとぞろぞろと後を追いかけていました。でもメスの近くに寄りすぎてしまうと、メスから嘴で突っつかれるので、ある程度の距離間を保って行動していました。
・カモ類③・・・その他は個体数の多い順に、ホシハジロ、コガモ、ハシビロガモ、スズガモ、ヒドリガモ、カルガモ、オカヨシガモ。
・カモ類④・・・東なぎさ沖には、スズガモが1万羽以上いました。
・カイツブリ類・・・上・下の池で3羽。
・カワウ・・・9日上の池で、右足に「76T」のリングをつけている標識個体が見つかりました。カワウの標識個体は意外とよく見つかるので、皆様もカワウの足に注目してみてはいかがですか。興味ある方はこちらのサイトをご覧下さい。→
カワウ標識調査グループのHP
・サギ類・・・アオサギのみ。
・クイナ類・・・バンとオオバンの2種。
・シギ・チドリ類①・・・上の池でタシギ、下の池ではイソシギを確認しました。もうそろそろコチドリが飛来する時期です。
・シギ・チドリ類②・・・鳥類園外では、旧江戸川にアオアシシギ1羽、東なぎさにはミヤコドリ14羽。
・カモメ類・・・ユリカモメが珍しく上の池に着水しました。
・猛禽類①・・・オオタカ、ノスリはまだいますが、見かける頻度は低くなりました。
・猛禽類②・・・東なぎさにはチュウヒもいます。
・カワセミ・・1羽います。上の池と下の池をつなぐ水門の「下の池側」で確認しました。
・キツツキ類・・・コゲラ、アカゲラの2種。
・小鳥類①・・・オオジュリンの巣がが目立つようになり、パキパキとヨシの葉鞘を剥がす音がいたるところで聞こえました。
・小鳥類②・・・10日、ヒバリが下の池上空を飛翔しました。西なぎさでは一年中観察できますが、鳥類園では稀です。
・小鳥類③・・・ヒガラ、ヤマガラ、ジョウビタキ、シメ、ホオジロ、アオジ、ウソなど。
( 枝に叩きつけて弱らせて飲み込んでいた・・・ヒヨドリ
Hypsipetes amaurotis 2013.3.9 ウォッチングセンター前にあるセンダンの木 撮影:大原)
( メスを囲むオスたち・・・キンクロハジロ
Aythya fuligula 2013.3.9 上の池 撮影:大原 )
( オオジュリン
Emberiza schoeniclus 2013.3.9 上の池 撮影:大原 )