24日(火)は葛西臨海公園・海浜公園の全域調査を実施しました。その時の結果をご報告します(恩)
ピックアップすべき点は、西なぎさにコアジサシがいよいよ飛来したことや、公園内でオオルリとキビタキが同じ場所で見られ、センダイムシクイは公園内で2羽、鳥類園下の池でも2羽見られたことでしょうか。また、シギ・チドリ類も賑わいそうな兆し(期待?)が。
以下、主な鳥情報です。
・カイツブリ類・・・沖合でハジロカイツブリは約150羽、カンムリカイツブリも約150羽。鳥類園でカイツブリは7羽。
・サギ類・・・なぎさや鳥類園などでコサギ、ダイサギ、アオサギ。
・カモ類①・・・スズガモは見える範囲で沖合やなぎさに約200羽。上陸して休憩しているものもいました。鳥類園では、キンクロハジロが約150羽、ホシハジロが18羽。
・カモ類②・・・その他、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ。
・猛禽類・・・確認はありませんでした。
・クイナ類・・・鳥類園で、バンとオオバンのみ。
・シギ・チドリ類①・・・鳥類園でオオハシシギ、ツルシギ、アオアシシギ、キアシシギ、チュウシャクシギ、セイタカシギを確認しました。ミヤコドリが見える範囲で東なぎさや西なぎさで約15羽。
・シギ・チドリ類②・・・その他、シロチドリ、メダイチドリ、イソシギ。西なぎさでワシカモメ1羽がセグロカモメやオオセグロカモメ、カモメなどに混ざっていました。コアジサシは西なぎさで22羽。
・小鳥類・・・オオルリ、キビタキ以外では、ヒバリを西なぎさで5羽、タヒバリを西なぎさとの間の水路で1羽、オオヨシキリを上の池で2羽など。

(キビタキ
Ficedula narcissina 2012.4.24 臨海公園内 撮影:恩田 )
オオルリを観察していたら、もっと近くに現れたこキビタキ。どうやら若鳥のようです。

(ツルシギ
Tringa erythropusとアオアシシギ
Tringa nebularia 2012.4.24 下の池 撮影:恩田 )
手前がツルシギ、奥がアオアシシギです。逆光になる時間や場所では見にくいかも知れませんが、脚、クチバシなどから識別ができます。