今日は朝に雪がちらつき、その後はほとんど霧雨が降っていた鳥類園。この天気でも定例の植生管理作業イベント「ひがた・たんぼ倶楽部」に参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
さて、とても冷え込み、雨や雪も降ったので、鳥の動きは活発ではなかった印象ですが、じっとしていると色々と観察できました。人けが少ないこともあってか、アオジたちがヤブから出てきたり、メジロの群れがウォッチングセンター前のハマヒサカキ(低木です)の実を食べるためか、その茂み中に入ったりする様子などが観察できました。
しかし、何よりも今日はハイタカが度々観察できました。

(ハイタカ
Accipiter nisus 2012.1.21 下の池 撮影:恩田 )
朝は上の池で見ましたが、12時過ぎにはウォッチングセンター2階から観察しやすい、よくモズがとまる木にとまりました。

15時半過ぎには、ウォッチングセンター2階から見える、磯の小路(ジグザグ道)の木の梢にとまり…

その15分後には、下の池の上空で、ハイタカ同士で争っている光景も見られました。
薄暗かったので色がうまいこと出ず、ピントも甘いですが記録写真までに…。
以下、その他、今日見られた主な鳥情報です。ほとんどがウォッチングセンター2階からの観察記録です。
・カモ類・・・カモの姿が少なめに見えた、北風がふきつける上の池。しかし、数えてみればホシハジロは約2300羽。池の開けた所にはいないで、ヨシ原の茂みに入ったり、茂みのそばに集まっていました。その他、ハシビロガモ22羽、キンクロハジロ21羽、コガモ18羽、オナガガモ、オカヨシガモ2羽ずつなど。
・猛禽類①・・・ハイタカの他、ノスリ1羽が上の池や下の池のいつもの木々にとまり、トビ1羽がウォッチングセンター上空を飛びました。
・猛禽類②・・・東なぎさではミサゴが魚を食べている様子がウォッチングセンター2階から観察できました。
・クイナ類・・・バン若鳥2羽が下の池のヨシ原周辺で採餌していました。上の池ではオオバン3羽。
・シギ・チドリ類・・・アオアシシギ3羽は「ひがた・たんぼ倶楽部」の作業中に鳴き声が聞こえたり、姿も見ることができました。
・カワセミ・・ツグミやヒヨドリたちの鳴き声に紛れて、下の池を飛んで行く鳴き声を確認しました。
・小鳥類・・・視認できた大形ツグミは、ツグミ2羽、シロハラ、アカハラ1羽ずつ。林に飛び込む姿を一瞬だけ確認できた大形ツグミは、もう少しいました。鳴き声はあちこちから聞こえました。クリスタルビュー前の芝生広場にもツグミは姿を見せていたそうです。

(ハシビロガモ
Anas clypeata 2012.1.21 上の池 撮影:恩田 )
奥にいるのはホシハジロの群れですが、その手前の細長い黒い物体は11羽のハシビロガモたちです。最近はハシビロたちの数がやや多い印象です。
明日も天気は微妙かも知れませんが、どんな鳥や行動が観察できるでしょうか(恩)
コチラもご覧ください。
★ただ今、西なぎさが工事中につき、立入り禁止区域があります。
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