臨海公園サービスセンター前のナンキンハゼは、ようやく実が熟したようでスズメやムクドリが食べに訪れていました。

(スズメ
Passer montanus 2011.12.17 サービスセンター前 撮影:恩田 )
一方で、ウォッチングセンター前のセンダンの実は台風15号の塩害を受けたからか、食べ残された実がたくさんぶら下がったままです。冬鳥が少ないと言われる今冬、食料事情も気になるところです。さて、先週末の鳥類園情報です(恩)
・カイツブリ類・・・上・下の池ではカイツブリが4羽。旧江戸川〜東なぎさとの間の水路ではハジロカイツブリが35羽いました。ミミカイツブリは未確認です。
・サギ類・・・ゴイサギの幼鳥が1羽、上の池の杭の上にいました。その他、ダイサギ、コサギ、アオサギ。
・カモ類①・・・ホシハジロはついに961羽。もっと増えてほしいものです。そのほか、コガモ24羽、キンクロハジロ21羽、ハシビロガモ9羽、オカヨシガモ6羽、オナガガモ、カルガモ1羽ずつ。
・カモ類②・・・ホオジロガモが旧江戸川に2羽いたという情報をいただいたのですが、確認できたのは1羽(♀)のみ。海にいるスズガモはだいぶ増えて、ウォッチングセンターから数えただけでも2万を超えていました。
・猛禽類①・・・18日は猛禽ラッシュでした。オオタカの成鳥・幼鳥が1羽ずつ見られた他、ハイタカ、ノスリ、チュウヒが1羽ずつ飛ぶ様子や、木にとまっている様子などがよく見られました。しかし、猛禽が出過ぎると水鳥が散ってしまうのが悩みどころです。
・猛禽類②・・・東なぎさにミサゴが2羽。うち、1羽は震災で傾いてからとまっていなかった(と思われる)お気に入りの杭に久しぶりにとまっていました。その他、チュウヒとトビが1羽ずつ。
・クイナ類・・・クイナやバンは未確認で、オオバンが7羽。小型犬のような可愛らしい鳴き声がヨシ原から聞こえてきます。
・シギ・チドリ類・・・アオアシシギ3羽、オオハシシギ1羽が久しぶりに下の池に。また、セイタカシギ4羽が上の池上空を飛んでいくのを確認しました。
・カワセミ・・最近見るのは1羽のみ。
・小鳥類・・・ジョウビタキは1羽の♂がウォッチングセンター周辺をウロウロしています。その他、アカハラ2羽、シロハラ1羽を見ましたが、ツグミは見ていません。

丸まっているネコ。…いえ、その正体は…

(カイツブリ
Tachybaptus ruficollis 2011.12.17 上の池 撮影:恩田 )
上の池で観察しているとカイツブリやカモ類が羽づくろいしている様子が見られます。何とも可愛らしい仕草です。

(ハジロカイツブリ
Podiceps nigricollis 2011.12.17 東なぎさ間水路 撮影:恩田 )
頭の上に黒い物体が写っていますが、これは水面に叩きつけた時に飛ばしてしまった獲物のカニです。脚をもぎながら食べていました。

(チュウヒ
Circus spilonotus 2011.12.18 鳥類園上空 撮影:中村)
あまり見ない体色の個体でした。この撮影の時には一緒にハイタカも飛んでいましたよ。