6月4日からおよそ80日間に渡って、コアジサシを守ってきた保護区がその役目を終えました。
( ロープを外したカラーコーン 2011.8.22 葛西海浜公園・西なぎさ )
『カラーコーンのみんな、今までありがとう!! きっと、コアジサシたちも感謝しているよ。』
保護区の撤去作業が終わり、コアジサシの巣があった場所に近寄るとこんなものが見つかりました。
( コアジサシの卵 2011.8.22 葛西海浜公園・西なぎさ )
原因は分かりませんが、孵化しなかったようです。他の巣はどうなるのか気になって探してみると、卵が見つかる見つかる。その数なんと・・・
20個! 殻の一部が割れている卵もあり、隙間から中を覗くと、雛の体ができあがっているものも見つかりました。調べてみると、コアジサシの繁殖成功率は低く、放棄する卵も多いそうです。
今年、西なぎさで22年ぶりに繁殖したコアジサシ。これはひとえに、現場スタッフの方や公園関係者のご協力と、コアジサシを温かく見守ってくれた皆様のおかげと感謝しております。来年も繁殖してくれるといいですね。
その前に、まずは今年の記録をまとめないと・・・(大原)