現在、葛西海浜公園・西なぎさではヒバリやシロチドリに続いて、
コアジサシも抱卵しています。
6月2日午前の調査では、5巣確認し、うち3巣で抱卵していました。見つけられなかっただけで、巣はもっとあると思います。
( 抱卵中のコアジサシ
Sterna albifrons 2011.6.2 西なぎさ )
コアジサシは環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VUランク)に、東京都・区部のレッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。営巣できる環境が減っているためです。
稀少な彼らの繁殖地を守るために、葛西海浜公園の方と調整を図っています。今朝は抱卵している巣の周辺をカラーコーンで囲いました。
( カラーコーンで囲んだエリア・・・この範囲に4つ巣あります。 2011.6.2 西なぎさ )
西なぎさでは、オスがメスに小魚をプレゼントする「求愛給餌」は毎年確認されていましたが、私達が抱卵を確認したのは初めてです。
「卵を温めている姿を間近で見たい!」と思っても近づかず、遠くで見守ってください。
<最新情報>6月12日の時点では、1組のコアジサシが抱卵を続けています。
<最新情報>6月21日 とうとう雛が誕生しました!写真はこちら。
※雛が産まれたのでTOPを変えます。