男性スタッフ3人(中村・大原・恩田)で葛西臨海公園の全域調査を実施しました。一番若い恩田くんは、無謀にも
半袖で調査に臨み(しかも日焼け止めを塗らず)、夏の暑い日差しを浴び、黒こげになりました。その肌の黒色と言ったら、まるでカワウ。みなさま、恩田くんを見つけても、間違えて双眼鏡で見ないように注意して下さい。
さて、調査の報告です。普段報告する機会の少ない、海浜公園の記録だけをお伝えします。※鳥類園の記録は、
カワウ恩田くんが、週末の記録と一緒に載せてくることでしょう。(大原)
◆東なぎさ
シギの仲間が大分集まってきています。しかも、東なぎさで見られたシギ・チドリ類は、鳥類園内ではあまりお目にかかれない種類ばかり。
・確認種・・・カワウ約1,000羽、ダイサギ、チュウサギ?、コサギ、アオサギ、カルガモ、スズガモ、シロチドリ2羽、メダイチドリ約10羽、ダイゼン1羽、トウネン?10羽、ダイシャクシギ3羽、ダイシャクシギorホウロクシギ1羽、ユリカモメ1羽、セグロカモメorセグロカモメ約20羽。
ウミネコ約300羽。

(東なぎさの鳥たち 大部分はカワウ
Phalacrocorax carbo 2010.7.28 東なぎさ 撮影:中村 )
◆西なぎさ
カモメ類、サギ類が西側の波打ち際に集まっていました。海水浴を楽しむ人が多かったので、人の少ない場所を選んだのでしょう。
・確認種・・・カワウ30羽、ダイサギ、コサギ、ユリカモメ5羽、セグロカモメ約30羽、ヒバリ5羽、ツバメ、ハクセキレイ。

(たぶんセグロカモメ
Larus argentatus 2010.7.28 撮影:中村 )
◆東なぎさと西なぎさにある水路
キョウジョシギはカキ礁でカニを食べ、カンムリカイツブリは水辺を気持ち良さそうに泳いでいました。
・確認種・・・カンムリカイツブリ1羽、コサギ6羽、アオサギ1羽、キョウジョシギ2羽、キアシシギ1羽、チュウシャクシギ5羽。

(オサガニ?を捕まえたキョウジョシギ
Arenaria interpres 東なぎさと西なぎさとの間の水路 撮影:恩田 )

(カンムリカイツブリ
Podiceps cristatus 2010.7.28 東なぎさと西なぎさとの間の水路 撮影:中村 )