最近、夜行性のアブラコウモリが昼間に現れています。

( アブラコウモリ
Pipistrellus abramus 2010.4.10 下の池「亀島」 )
現れる場所は決まって亀島上空です。ヒラヒラと飛び回り、小さな虫を捕まえます。よほど虫がいるか、一度姿を現すと30分以上滞在します。あまりに長居するアブラコウモリを見て、「おいおい、そんなに長い時間いて平気なの?天敵のカラスに見つかるよ?鳥よりも素早く飛ぶ自信はあるのか?」と心配からつい口が出ます。それでもこのアブラコウモリは人の心配をよそに「食」に夢中でした。

( 虫を見つけるとヒラリと方向転換 2010.4.10 撮影:大原庄史 )
ふと、この間の亀島での管理作業を思い出しました。小さな虫が大量発生していて、顔の辺りをブンブン飛んでいました。きっと、アブラコウモリはあのうっとしい虫を食べに来ているのでしょう。そう考えると、「平気か?」の心配よりも、「どんどん虫を食べてくれ」と応援したくなります。(大原)