今回の研修地は東京都大田区にある「森ヶ崎水再生センター」の施設屋上です。ここは
NPO法人リトルターン・プロジェクトの皆様がコアジサシ保護のために活動されている場所です。その営巣地整備作業が、3月20,21,27,28日に行われたため、スタッフ研修を兼ねて参加してきました。

(森ヶ崎水再生センター屋上・・地面に散らばった白い貝殻ポイントです。 2010.3.27 )
さて、私たちが参加した27日の作業内容は・・・

風で飛ばされた白い貝殻を集め、営巣地に撒く作業です。黒い地面に比べ、白い貝殻が撒かれた地面は、コアジサシの飛来数が増えるそうです。保護色にでもなるのでしょうか?

もう一つは、営巣地に生えた草本類の除去作業。コアジサシの本来の繁殖地は、砂浜や河川の中洲のような植物が生えない場所です。草本類を抜き取ることで、コアジサシが好む環境に近づけます。地味な作業ですが、営巣地整備に欠かせません。
今回の作業を終え、スタッフ全員が感じたことは、
『葛西臨海公園』にもコアジサシを誘致したい!!の一言に尽きます。だって、葛西海浜公園・西なぎさでは、毎年、コアジサシの求愛給餌が確認されていますから。

( 葛西海浜公園・西なぎさのコアジサシ 2008.5.16 撮影:中村忠昌 )
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