暖かい日が多くなり、ヤマトシジミやナミテントウなどの昆虫が姿を見せ始めました。それは鳥たちの世界も同じです。「春」を告げる鳥が、少しずつ姿を見せ始めています。どんな鳥かというと・・・下をご覧下さい。(大原)
・カイツブリ類・・・冬羽よりも夏羽の個体が多くなりました。海側で見られるハジロカイツブリ、カンムリカイツブリも夏羽に変わっています。
・サギ類・・・アオサギ、コサギ、ダイサギの3種。
・カモ類①・・・冬に1,000羽を超えたホシハジロ、今では10分の1(100羽)にまで減りました。その結果、長い間保持していた「鳥類園で最も多く見られる鳥ランキング」首位の座をキンクロハジロに明け渡しました。
・カモ類②・・・その他には、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、スズガモです。
・猛禽類・・・22日、久しぶりにノスリを確認しました。3月6日以来、16日ぶりの記録です。東なぎさでは、20日にミサゴ、21日にチュウヒを確認しました。
・クイナ・・・冬の間は擬岩周辺のヨシ原で頻繁に見ることができましたが、最近は行動範囲を広げているため、擬岩で見られる確率は低くなっています。
・シギ・チドリ類①・・・セイタカシギがやってきました。観察した場所は、上の池と下の池をつなぐ水門、擬岩の2箇所です。
・シギ・チドリ類②・・・その他には、コチドリ、アオアシシギ、イソシギ、タシギです。
・カワセミ・・・上の池、下の池の両方で見られました。
・ツバメ・・・今年の初認日は21日になりました。先々週飛来したコチドリは例年のペースでしたが、ツバメはどうでしょう?過去の記録をあさってみました。
2006年:3月24日
2007年:3月25日
2008年:3月30日
2009年:3月21日 ←ほぼ例年通りのようですね。
・ツグミ類・・シロハラは見られず、ツグミ、アカハラ、ジョウビタキの3種。
・小鳥類①・・・ウグイスが「ホーホケキョ」ときれいにさえずるようになりました。他にさえずりが聞こえたのは、シジュウカラ、カワラヒワ、メジロです。
・小鳥類②・・・オオジュリンの頭が黒くなり始めました。きれいな夏羽を披露してから、鳥類園を去ってもらいたいです。

(かなり頭が黒くなっていたオオジュリン
Emberiza schoeniclus 2010年3月21日下の池 撮影:中村)

(今年初ツバメ
Hirundo rustica・・・無理やり撮りました(^^; 2010年3月21日 上の池上空 撮影:中村)

(ちょっと分かりにくいですが黄砂のせいで、煙ったような海浜公園 2010年3月21日お昼頃 撮影:中村)