世間は卒業シーズン。それは鳥類園でも同じです。今年の鳥類園卒業生のなかには、インターン1期性(2005年組み)のH君がいます。学生のなかでは最も古株。卒業式はありませんが、長年鳥類園にかかわった彼を「追いコン」で盛大に送り出してあげようと思います。とは言っても鳥類園の場合、イベントや飲み会がある度に彼ら(OB・OG)に声をかけてしまうので、「卒業」なんてものはありませんけどね。それでは、先週末の記録です。(大原)
・カイツブリ類・・・鳥類園内ではカイツブリ、海側ではハジロカイツブリ、カンムリカイツブリです。
・サギ類・・・コサギ、ダイサギ、アオサギです。3種とも個体数は少なく、一番多く見られたダイサギでも僅か3羽。
・カモ類①・・・14日(日)にミコアイサ♀が上の池に入りました。
・カモ類②・・・その他、個体数の多い順に、ホシハジロ、キンクロハジロ、コガモ、オカヨシガモ、カルガモ、ハシビロガモ、マガモ、スズガモです。
・クイナ類・・・クイナ、オオバン、バンの3種です。クイナは下の池を中心に活動しています。
・シギ・チドリ類①・・・13日(土)にコチドリを初めて記録しました。過去3年間の初記録を調べてみると、2007年:3月18日、2008年:3月8日、2009年:3月15日でした。ほぼ例年通り。
・シギ・チドリ類②・・・その他に、鳥類園ではアオアシシギとタシギ、海側ではイソシギを確認しました。
・猛禽類・・・スタッフは何も見つけられませんでしたが、13日(土)にハイタカが飛んでいたそうです。
・カワセミ・・・上の池、下の池、どちらでも確認しています。
・ツグミ類・・・ジョウビタキ、ツグミ、アカハラ、シロハラの4種です。今年の干支「トラ」ツグミは見ていません。
・小鳥類・・・鳥類園ではわりと珍しい、ホオジロを確認しました。その他には、ウグイス、アオジ、オオジュリン、メジロなど。

(コチドリ
Charadrius dubius 2010.3.13 下の池「水門」 撮影:大原 )

(アオアシシギ
Tringa nebularia 2010.3.13 下の池「擬岩」 撮影:大原)