気がつけば11月、海側から鳥類園に吹き込む風の冷たさが日に日に増しています。鳥類園にお越しの際は、上着を一枚多く持参してください。(大原)
・カイツブリ類・・・満潮時の下の池を優雅に泳いでいたのが印象的でした。上の池は、カモがたくさんいて、小さいカイツブリは目立ちませんので。
・カワウ・・・風の強かった1日(日)、上の池には65羽も集まりました。荒れた海から避難してきたのでしょうか。
・サギ類・・・アオサギ4羽、ダイサギ6羽、コサギ15羽、ゴイサギ1羽です。アマサギは見られませんでした。
・カモ類(1)・・・ヨシガモはまだいます。このまま居続けたら「ナポレンハット」が見られる?エクリプスが終わるまで留まってくれることを願いましょう。
・カモ類(2)・・・ヨシガモを含め11種を確認しました。個体数の多い順から、ホシハジロ45羽、コガモ43羽、キンクロハジロ36羽、ヒドリガモ28羽、カルガモ16羽、マガモ11羽、ヨシガモ7羽、オカヨシガモ3羽、オナガガモ3羽、ハシビロガモ3羽、スズガモ2羽。
・猛禽類・・・この週末は、ミサゴ2羽、チュウヒ、オオタカ(幼)、チョウゲンボウが鳥類園上空を舞いました。平日には、オオタカ(幼)が下の池でサギを襲ったそうです。ウォッチングセンターからはその「食跡」が見えます。
・クイナ類・・・オオバンが目立ちます。31日は31羽、1日には35羽を数えました。そうしたなか、数少ないバンを見つけると、少し幸せな気持ちになります。
・シギ・チドリ類・・・猛禽類が現れると鳥類園から逃げ去ってしまうシギの仲間。その逃亡先はディズニーランド側の水路です。下の池では1羽もいなくても、ここではアオアシシギ14羽、セイタカシギ4羽を確認できました。シギにとっても夢の国?
・カワセミ・・・鳥類園に生息する2羽、広範囲を行動しています。週末の確認場所は、下の池「擬岩」、「亀島湿地」、「上・下の池の水門」、「下の池と海の水門」、上の池「たんぼ」、「センター前」の6箇所です。ひとつの場所に長居せず、頻繁に動き回っています。
・小鳥類(1)・・・小鳥に関しては、オススメの観察場所があります。それは下の池「通称:亀島」近くにある、ネムノキの枯木です。この枯木を頻繁に利用するのは、ジョウビタキ♂♀とモズです。けど、1日の夕方には、アリスイ登場のサプライズも。
・小鳥類(2)・・・オオジュリンの存在もお忘れなく。飛来していますよ。
・小鳥類(3)・・・同じく、鳥類園では冬に飛来するウグイスとアオジ。すでに飛来していましたが、着々と増えています。藪の中から、ウグイスの「ヂッ」、アオジの「チッ」と声が聞こえてきました。
・小鳥類(おまけ)・・・鳥類園外ですが、クロジ谷には、クロジがいたそうです。
(オススメの枯木で撮影しました・・・ジョウビタキ♂
Phoenicurus auroreus 2009.10.31 撮影:大原庄史 )
(オススメの枯木で撮影しました②・・・アリスイ(後ろ向きです)
Jynx torquilla 2009.11.1 15:52 撮影:大原庄史 )