台風もすぎさって、やっといいお天気になってきました。3連休も晴れの予報なので、ぜひぜひ葛西臨海公園秋のフェスティバルに遊びにきて下さい。鳥見の方にはニコンさんのブース・講習会がおすすめです。といいつつ、先週の報告ですみません。(田森)
・サギ類・・・コサギ46羽、チュウサギ3羽、ダイサギ2羽、アマサギ1羽、アオサギ6羽、ゴイサギ2羽。コサギがトンボを食べようと首をゆらゆらと動かしていました。この時期のごちそうですね。コサギにとってトンボと魚だったらどっちが好みなんでしょうか。
・カモ類・・・カルガモ30羽、コガモ30羽、オナガガモ8羽、ヒドリガモ4羽、ハシビロガモ3羽、マガモ1羽。カモはたくさん増えてきましたが、まだきれいな繁殖羽にかわったオスはみかけていません。
・猛禽類①・・・な、なんと
ハチクマが鳥類園に現れました!!忠さんが下の池の上空を飛んでいるのを発見。写真を撮ったお客様に見せてもらうとやっぱりハチクマだったそうです。タカの渡りの時期とはいえ、全く予期せぬ鳥が出るのが鳥類園の魅力ですね~。あぁ、うらやましい・・・。
・猛禽類②・・・先週はスタッフが見れなかったチュウヒが、おなじみの上の池の島で休んでいました。猛禽なのに、あんなアシ原に座り込んで(?)いるだなんて! と初めてチュウヒを見たときには驚きだったのですが、図鑑には「日中は草地の中などで休息するのがふつう」と書いてありました。 トビも1羽いました。
・クイナ類・・・バン2羽とオオバン1羽。オオバンは今年初認です。2004年までは繁殖してたのですが、最近では夏では見られず、冬になると渡ってくるようになってしまいました。
・シギ・チドリ類・・・アオアシシギ13羽、セイタカシギ5羽、タシギ3羽、イソシギ1羽。久しぶりにアオアシシギが10羽を越えていました。キアシシギは体が小さいからか、オオタカが参上して以来見ていません。
・渡りの鳥・・・ムクドリ30羽、ヒヨドリ25羽、オナガ13羽。時々群れて鳥類園内を移動しているのは彼らです。ヒヨドリたちも秋になると渡りをするのです。
・そのほかの鳥・・モズ、シジュウカラ、カワセミなど。
・東なぎさや水路・・ハマシギが60羽ほど群れていました。ウミネコに混じってユリカモメもきています。
・そのほか・・園路を歩くと、大きな網をはったジョロウグモがとても目立ちます。夜にはケラがないていました。「ミミズだって~オケラだって~アメンボだって~」のあの歌のオケラです。正式名称の和名は「ケラ」なので、「お」は丁寧語なのでしょうか??虫につけてくれるなんて珍しいですね。

(2009.10.4 島で休むチュウヒ
Circus spilonotus 上の池の島 撮影:田森)

(2009.10.4 ジョロウグモ
Nephila clavata 下の池 撮影:田森)