TCA専門学校ご協力により、下の池の水生生物の調査を行いました。調査をしてみて気づいたことは「鳥が獲物を狙う場所には、餌となる生き物が集まっている」(考えてみれば、当たり前のことですが・・・)。
『擬岩のカキ礁』は、いつもコサギやダイサギが獲物を狙ってる場所ですが、ここには魚やエビがウジャウジャいました。網を一振りすると、一度に何匹も捕獲できるぐらいウジャウジャいました。鳥は獲物がいる場所をちゃんと分かっているんですね。以下、調査結果です。(大原)
・魚類・・・カダヤシ、マハゼ、チチブ、ボラ
・貝類・・・ヤマトシジミ、ホトトギスガイ、コウロエンカワヒバリガイ
・カニ類・・・ヤマトオサガニ、チゴガニ、アシハラガニ、タカノケフサイソガニ、クロベンケイガニ、ベンケイガニ
・その他・・・ユビナガホンヤドカリ、
スジエビスジエビモドキ下の池「擬岩前」干潟の代表種:ヤマトオサガニ
へんてこな形のハサミに注目して下さい。なんだか不思議な形をしています。ヤマトオサガニは干潟の泥の中に含まれる栄養分を食べています。そのためには、まず泥をすくわなければなりません。そこで、このハサミが「ピンセット」みたいな役割を果たしているそうです。
岩場の隙間にいるレアキャラ:ベンケイガニアカテガニでした。(2010年3月18日修正) ヤマトオサガニとハサミの形を比べてみてください。
※「打ち消し線」と「赤字」は2010年3月18日に修正しました。