29、30日とナイトウォッチングを実施しました。夜のイベントのため、片付けやらなにやらして帰る頃には9時を過ぎます。すると辺りは真っ暗&静か(鳴く虫の声は聞こえます)。
29日駅に向かっていると、スタッフの田森さんがタヌキを発見しました。見つけた瞬間の感想は「大きいネコかと思った」だそうです。僕も隣を歩いていましたが、気配すら感じませんでした。翌30日、そんなタヌキ話をして帰っていると
「いる!!」と反応したのはまたもや田森さん。彼女が静岡県出身だから見つけられるのでしょうか?僕にはさっぱり分かりません。「やっぱ地方出身者は違うね。目が暗闇に強いんだ」と後輩いじりをしていると・・・今度は
ハクビシンが園路を横断しました。今度は、僕にも見れました。どうやら野生動物を見るのに出身は関係ないようです。・・・それにしても夜の鳥類園はおもしろい。(大原)
・カイツブリ類・・・繁殖のピークが過ぎ、最近めっきり陰が薄くなったカイツブリ。自分の存在をアピールするように「キュルルルルル」と鳴いています。
・カワウ・・・いつもと変わらず、上の池にある杭の上で羽をヒラヒラと乾かしていました。
・サギ類・・・29日にチュウサギを下の池で確認しました。
・カモ類・・・上の池にマガモの♂エクリプス1羽が飛来。なぜマガモが一番乗り!!渡りの時期でも鳥類園内には入ってこないのに。
・猛禽類・・・オオタカ幼鳥は下の池を中心に活動しているそうです。第二のゴイサギはどの種になるのでしょうか?
・シギ・チドリ類・・・オオタカにおびえるシギ・チドリ類は、キアシシギ1羽、アオアシシギ8羽、セイタカシギ4羽。イソシギもいたそうです。
・ツバメ類・・・渡りが始まっているのでしょうか?先々週に比べると明らかに数が減っています。
・ツツドリ(1)・・・29日朝、クリスタルビューのガラスにぶつかったツツドリが保護されました。思わぬ珍客に、スタッフは頑張って毛虫を探すこに。なんとか大1匹、小3匹手に入れ、「きっと喜ぶだろうなと」与えてみましてた。するとツツドリは・・・無反応。顔に毛虫が登っても・・・無反応。しまいにはダンボール箱の中で暴れだす始末。元気なことが十分に分かったので、放鳥しました。箱を空けた瞬間、そそくさと飛び立っていきました。ツツドリがいなくなった箱には、散った羽根と、1匹も減らずに残った毛虫(4匹)。
・ツツドリ(2)・・・恩知らずな保護されたのとは別個体が下の池で確認しました。30日にも下の池で1羽見かけています。
・小鳥類・・・久しぶりに、シジュウカラ、カワラヒワが飛来しました。この週末はヒタキ類に期待。
・そのほか・・お伝えした通り、タヌキ、ハクビシン。
(2009.8.29 ツツドリ ウォッチングセンター近く 撮影:田森 )