今さっき、事務所でTVで皆既日食の様子をみんなで見ていました。皆既日食は英語でtotal eclipseだそうで、そうカモでおなじみの「エクリプス」です!教えてもらったんですが、調べてみると、eclipseの語源はギリシャ語で「力を失う」ことだそうで、もとは日食・月食の『食(蝕=天体が隠れる・隠すこと)』を指すのが鳥類用語に派生したようです。おもしろいですね~~カモでは、繁殖期すぎると、オスはメスにアピールするための力を失って(まぁ役目も終えたんでしょうけど)地味な羽根になるってことですね~(田森)
・カイツブリ類・・・大きくなった幼鳥2羽のほか、嬉しいことに新たにヒナが3羽うまれたようです。
・サギ類・・・コサギ、ダイサギ、アオサギ、ゴイサギ、ヨシゴイ。夕方サギ類がねぐらをとっています。19日の夕方は17:40にはダイサギ2羽、コサギ19羽が上の池に集っていました。
・カモ類・・・カルガモはヒナが1羽、幼鳥が4羽と5羽の3家族います。カルガモ成鳥は約25羽ほどが上の池・下の池の両方にいます。
・クイナ類・・・お客さまがバンかオオバンの幼鳥を写真におさめていました。最近はバンもオオバンも全くみていないのですが、どこで繁殖していたんでしょうか。
・シギ・チドリ類①・・・先週より、すこし増え、アオアシシギ5羽、キアシシギ5羽、ソリハシシギ1羽、イソシギ1羽、コチドリ7羽(幼鳥4羽)がいました。セイタカシギの成鳥・幼鳥もあわせて6羽います。
写真をみてて気づいたのですが、幼鳥は脚の関節から下(跗蹠ふしょ)が太いんですね(驚) 成鳥よりは骨が弱いから太くなっているんですかねぇ・・・

(2009.7.20 セイタカシギ幼鳥(左)と成鳥
Himantopus himantopus 下の池 撮影:田森 )
・シギ・チドリ類②・・・東なぎさにも渡りのシギがたくさんきています。オオソリハシシギ、ホウロクシギ、種はわかりませんでしたが小型のシギなどが渡ってきています。ミヤコドリも11羽、東なぎさや、東渚東のカキ礁で餌採をしていました。
・カワセミ・・・成鳥1羽と幼鳥雄1羽がいました。こちらのカワセミも鳥類園内で繁殖した個体ではありませんが、どこかから飛んできてくれたようです。
・小鳥類・・・コムクドリは今日もお気に入りの木にとまっています。田んぼではエサを探して動き回るオオヨシキリの幼鳥がいました。スズメやムクドリの幼鳥も鳥類園内で多く見れます。スズメが6cmほどのハラビロカマキリをくわえていました。きっとコドモへのエサですね。
・昆虫類・・・先週にはいってからセミが鳴き出しましたね~夏の風物詩の彼ら、まだまだ声は少ないですが、これからもっと大合唱してくれることでしょう。クマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミがいまのところ鳴いてます。

(2009.7. 18 おきにいりの木にとまるコムクドリ
Sturnus philippensis 園路 撮影:大原 )