木曜日恒例、葛西海浜公園の鳥類情報です。今回はなんといっても、コアジサシです。久しぶりに50羽以上の群れを確認しました。
( コアジサシSternula albifrons 2017.7.13 西なぎさ 撮影:大原 )
最近めっきり数を減らしていたのに、どうして増えたのでしょう。その理由はこちら。
( コアジサシの幼鳥 2017.7.13 西なぎさ 撮影:大原 )
群れには幼鳥が20羽以上混ざっていました。今日の西なぎさは注意報が出るほどの強風だったので、幼鳥たちは親鳥が餌を持ってくる時以外はじっとして過ごしていました。
( 給餌する様子 2017.7.13 西なぎさ 撮影:大原 )
今年度、葛西ではコアジサシは繁殖しなかったので、この幼鳥たちは別の場所で誕生したことになります。近場でコアジサシの繁殖が成功した場所といえば、先崎に思い浮かべるのは「森ヶ崎水再生センター」。保護活動を行っているNPO法人リトルターン・プロジェクトのブログでは、7月8日(土)の時点では森ヶ崎からの分散が始まっていたようです。
葛西にやってきたコアジサシたちが森ヶ崎水再生センター生まれかは分かりませんが、近隣にコアジサシが繁殖する場所がおかげで、葛西でも幼鳥を観察できてうれしいです。
でもそのうち、葛西にやってくるコアジサシがどこで生まれたのかを把握するために、幼鳥が付けた足輪の番号を読み取ってみたいものです。
( 左:足輪を付けた幼鳥 2017.7.13 西なぎさ 撮影:大原 )