足輪とカラーリングの付いたカワウが鳥類園へやってきました!(コジマ)
左足に金属リング、右足に黄色のカラーリングをつけていることから、関東出身のカワウと分かります。
2016年11月20日 鳥類園上の池で確認。写真がボケていて見えませんが、黄色いリングには「40S」と書いてあります。
全身が黒々とした非繁殖羽の成鳥。
2017年3月5日 こちらも鳥類園上の池で確認、上の写真と同一個体です。
今度は頭と足の付け根が白い繁殖羽に変わっていました!
(…そういえば、他の所で「頭と足の根元が白いカワウはオスで、メスは白くならない」と説明している人がいましたが、カワウは雌雄どちらも白くなります。カワウの雌雄はオスがメスより多少大きい程度の違いがありますが、羽の色はどちらも同じで、野外ではまず見分けがつきません。)
(カラーリング40S カワウ 2017.3.12 上の池 撮影:中村)
番号もばっちり見えます。
カラーリングの番号を問い合わせた所、2011年5月に新木場のコロニー(集団繁殖地)で生まれた個体と分かりました。ということは、このカワウは今年で満6歳!今後もまた葛西でも見られるでしょうか。楽しみですね。
最後に、(カワウに限らず)足輪を付けた鳥を見かけた方はぜひ
山階鳥類研究所にお知らせください。その鳥の情報(いつ・どこで足輪が付けられたか)を教えてもらえますし、みなさんの報告一件一件の積み重ねで鳥の寿命や渡りの移動の研究にも役立ちます!
山階鳥類研究所に連絡するのはちょっと気が引けるな…と思う方は、鳥類園スタッフまでご連絡ください。