8月に入り、夏本番。甲子園が気になるのはもちろんのこと、世界水泳、世界陸上と続く今年の夏。スポーツ好きにはたまりません。
さて、先週末の鳥類情報です。(大原)
・カモ類・・・カルガモが23羽。
・カイツブリ類・・・上の池の海側にカイツブリが1巣で抱卵中。鳥類園では今シーズン少なくとも3巣で雛が誕生しています。
・サギ類①・・・ダイサギ7羽、コサギ6羽、アオサギ4羽、ゴイサギ1羽、ササゴイ1羽。『上の池にカラシラサギがいたよ』と鳥好きの少年が教えてくれましたが、スタッフは確認していません。
・サギ類②・・・塒入りの場所をチェックするようにしていますが、日によって場所が違うようです。1日(土)は東なぎさ導流堤を利用していました。
・クイナ類・・・バンの幼鳥が上の池に1羽。
・シギ・チドリ類①・・・最近コチドリが増えていますが、先週末はついに大台を突破。11羽もいました。これは幼鳥が集まっているためです。
・シギ・チドリ類②・・・1日(土)、下の池でセイタカシギの幼鳥が1羽亡くなっていました。死体を回収しましたが、特に外傷はありませんでした。
・シギ・チドリ類③・・・シギの観察には夕方の「擬岩」観察舎前がオススメです。2日(日)はキアシシギが26羽もいました。3日(月)に調査をした吉田くんの話では、30羽もいたそうですよ。その他には、セイタカシギ4羽、アオアシシギ4羽、イソシギ1羽。
・カモメ類・・・西なぎさのコアジサシは48羽、そのうち28羽が幼鳥でした。
・猛禽類①・・・セイタカシギを観察していた時、突如「ケレ、ケレ」と騒ぎはじめ、ムクドリが一斉に飛び出し、何事かと思ったら、上空にツミ幼鳥が現れました。ツミは小さい鳥を1分以上追いまわしたものの、捕えることはできず、下の池樹林に去りました。撮影した画像を確認すると、追い回した小さい鳥はツバメでした。
・猛禽類②・・・海側ではミサゴが1羽。
・カワセミ・・・幼鳥がいます。
・小鳥類・・・コムクドリはまだいます。確認個体数は最大で12羽。ムクドリに混ざって行動していました。
( サギの塒 2015.8.1 東なぎさ 撮影:大原 )
( コチドリ
Charadrius dubius 2015.8.2 下の池 撮影:山下 )
( 今年生まれのセイタカシギ
Himantopus himantopus 2015.8.1 下の池 撮影:大原 )
(ツバメを追いかけるツミ
Accipiter gularis 2015.8.2 下の池 撮影:大原 )